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月舘町のかいこさま

ここ月舘町で唯一養蚕をおこなっているお宅へ行って参りました。
伊達地方は幕末から明治、大正と養蚕が盛んに行われた地域でした。現在は数えるほどとなってしまいましたが、未だその風土や文化が色濃く残っています。






こちらは桑畑。カイコのエサとして定期的に刈っているため背が低いですが、本来桑は生長が早く、大きく育つ木。蚕はかなりの量の桑を食べるため、一日2~3回の桑の補給をおこないます。
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桑の実なんかはジャムにするとおいしいですね。


菅野さんのお宅では、3齢目から飼い始めるのだとか。卵から孵化してから2齢目までは工場で飼育されるのだそうです。どんどん大きくなり、大人の中指程度の大きさにまでなります。ただ、今回仕入れた蚕は小さい種類のものらしく、蚕も繭もそれほど大きくなりません。
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2週間ほどで繭になります。今まで緑がかっていた体色が、繭になる前はほんのりべっこう色に。
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出荷後、また次のカイコを迎えるために、小屋の中の桑を片付け、消毒を行います。
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見てください、このガスマスク。小屋の中にホルマリンを散布して消毒するのですが、ホルマリンは気管支などに入ると呼吸困難を起こす劇薬。ガスマスクを装着に作業にあたるのだそう。更に地面には石灰をまき、念には念を入れます。




今回、ちょっと変わったカイコが紛れていたというということで見せて頂きました。
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黄金繭と言われているものです。その名のとおり、繭の色が金色。この金色の糸は、制服などの金縁刺繍用などとして使われるのだそうです。
あと、こんな記事を見つけました。
http://www.nias.affrc.go.jp/press/2007/20070521/東大、生物研、国立感染症研究所などの研究チームが黄色の繭ができるメカニズムを解明

本来の野生の蚕が作る繭の色は黄色。養蚕などで飼育される蚕はそれを家畜化したもので、これは野生のカイコの変異種です。交配の過程で白い繭を作る蚕しか生まれないようにする、とうことに成功し既にそれが当たり前になっていますが、どうやってカイコが白い糸を吐くのか、そのメカニズムが最近まで解明されてなかったのです。
ここで驚きなのは黄色も緑色もピンクも、同じ桑から色素が精製されているということですね。同じものを食べても作り出す色は違う…蚕の中身は摩訶不思議。





菅野さんのお宅では、7月から10月頭にかけて、3~4回カイコを出荷するそうです。今年は出荷するその都度、蚕繭の放射線量チェックが入るとのお話も伺いました。食べ物ではなくても、作物の検査はされているのです。

工業製品においても、この放射線量検査がされている製品も多くみられますね。これから線量測定が義務とされる時代がやってくるのでしょうか…。
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月舘GT

Author:月舘GT
つきだてグリーン・ツーリズムです。福島県伊達市月舘町を中心に活動しております。主にイベントや月舘の情報、四季などを紹介していきます。 たまに月舘町外へのお出かけも。
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